モナコインは、2ちゃんねる（現在5チャンネル）が発祥になっており、コアなファンが多いことで知られています。しかし、モナコインは、ただのネタコインではありません。実は、多くの魅力や将来性を秘めた仮想通貨なのです。この記事では、モナコインの特徴や価格の動向、今後の見通しなどを詳しく解説します。
モナコインとは
モナコインは、2014年1月1日に正式リリースされた日本発祥の仮想通貨です。匿名掲示板「2ちゃんねる（現在5チャンネル）」が発祥になっており、コインは、有名なアスキーアート「モナー」をモチーフにしています。モナコインの発行上限枚数は、1億512万MONAであり、ビットコインの発行上限枚数の2,100万BCTと比べると約7倍多いです。モナコインは、PoW（Proof of Work）を採用しており、マイニングと呼ばれるブロックのハッシュ値を計算するプログラムを実行することでモナコインを発行することができます。モナコインプロジェクトは、開発時点でモナコインを1枚も有しておらず、開発者もユーザーと同様の条件でしかコインは入手できません。モナコインは、会社が運営しているものではなく、全世界のユーザーPCで管理されている完全分散型のシステムです。つまり、会社のような管理者がいる中央集権型ではありません。これはビットコインも同様です。
モナコインの特徴
モナコインは、日本初の仮想通貨ということで、ビットコインやイーサリアムなどとどのように違うのでしょうか。モナコインの特徴は以下の通りです。
- 完全分散型決済システム
- 独特な使われ方
完全分散型決済システム
モナコインは、完全分散型の決済システムであり、中央機関や管理者の介入なしに、ユーザー同士で直接取引することができます。モナコインは、Segwit（セグウィット）という技術を実装しており、モナコインの取引が短い時間で大量に行われても、遅延せずにスムーズに決済できます。Segwitに対応することでトランザクションのサイズが小さくなり、より多くのトランザクションをブロックに取り込めるようになりました。また、モナコインは、アトミックスワップという技術も実現しており、仮想通貨取引所を介さずに、ある仮想通貨と別の仮想通貨を交換できるようになっています。2018年1月には、モナコインでアトミックスワップに成功したことが報告され、モナコインの価格は2倍近くまで上昇しました。
独特な使われ方
モナコインは、投機目的以外にも、インターネット上で独特な使われ方をしています。例えば、以下のような使われ方があります。
オンライン上の投げ銭として使う
モナコインを象徴する使い方と言えば、オンライン上での投げ銭です。モナコインが誕生した当初から「tipmona」（2019年9月でサービス終了）や「AskMona」（2020年9月でサービス終了予定※現在はAskMona 3.0として運営）といったサービスが開始され、気に入ったクリエイターや賛同する意見の発言者にモナコインを送金するコミュニケーションが行われていました。
現在、モナコインでの投げ銭ができるのは「AskMona 3.0」と「monappy」となっており、ブログや配信、絵画、意見などに投げ銭をすることが可能です。
投げ銭文化は、従来は大道芸人やストリートミュージシャンなど実際に目の前にいる人に向けてのものでしたが、モナコインの登場によって、オンライン上で不特定多数の人を対象とした投げ銭文化が確立されたのです。
「0.00114114（イイヨイイヨ）MONA」や「0.004649（ヨロシク）MONA」など、語呂合わせのモナコインを送金しコミュニケーションを図ることで、モナコイン文化の構築やモナコインファンの獲得にも一役買っています。
飲食店や小売店などの実店舗での支払いに使う
モナコインは現金と同じように、実店舗での支払いにも活用できます。実店舗で利用するときには「モナ払い」と呼ばれることもあります。
2020年5月現在、モナコインが使えるMONAMAPに登録されている店舗は55店舗です。 上記のマップのように飲食店から宿泊施設、病院や小売業など幅広いサービスで利用できます。
また、コミックマーケットでもモナコイン支払いに対応しているブースが登場しており、現金を持ち歩くことが面倒な場合やお釣りの用意が難しい場合の決済方法としても注目を集めているようです。
オンライン決済で使う
オンラインで買い物をしたときに、モナコインで支払えるオンラインショップが登場し始めています。「ビットコインとモナコインの決済可能」というパターンが多く、暗号資産の代表格であるビットコイン同等の扱いやすさや信頼感を得ていることが分かります。
最近では、モナコインとビットコインで手軽に決済ができるシステム「ZaifPayment」も登場し、オンライン上でのモナコイン決済を後押ししています。決済ページに用意されている専用URLをクリックすることで、手軽にモナコイン支払いができる仕組みです。
資産運用のための積立投資に使う
モナコインを始め、暗号資産を積立投資に使えるサービスが登場し始めています。毎月定額の暗号資産を購入しコツコツ積立ができるため、モナコインを資産として持てるところが特徴です。
複数の暗号資産を組み合わせて運用する商品や少額から積立できる商品などもあり、暗号資産の知識が少なくても運用しやすくなっています。株や国債、不動産などの資産と同じように、将来を見据えた投資対象として暗号資産が扱われるようになってきていると言えるでしょう。
モナコインの価格の動向と要因
モナコインの価格は、2024年1月現在、約56円で推移しており、過去1年間では、最高値は約100円、最安値は約20円でした。 モナコインの価格は、以下のような要因に影響されます。
取引所への新規上場
モナコインは、日本国内の仮想通貨取引所では、bitFlyerやZaifなどに上場していますが、海外の取引所では、BittrexやBinanceなどにはまだ上場していません。 これは、モナコインの流動性や知名度に影響を与えています。もし、モナコインがこれらの大手取引所に上場することができれば、モナコインの価格は大きく上昇する可能性があります。実際に、2018年5月には、韓国の取引所Upbitにモナコインが上場したことで、モナコインの価格は約300円まで急騰しました。
半減期
半減期とは、仮想通貨の発行量が半分になるタイミングのことです。モナコインは、ビットコインと同じく、4年ごとに半減期を迎えます。 モナコインの次の半減期は、2024年12月に予定されており、現在の報酬は25MONA/ブロックから12.5MONA/ブロックになります。 半減期は、モナコインの供給量を減らし、希少性を高めることで、価格に上昇圧力をかけると考えられます。実際に、ビットコインの過去3回の半減期では、半減期の前後で価格が大きく上昇しました。
モナコインの需要と供給
モナコインの価格は、需要と供給のバランスによって決まります。需要とは、モナコインを購入したい人の数や量のことで、供給とは、モナコインを売りたい人の数や量のことです。需要が供給を上回れば、価格は上昇し、供給が需要を上回れば、価格は下落します。モナコインの需要は、以下のような要素によって高まります。
- モナコインの独自性や魅力に惹かれる人が増える
- モナコインを使ったサービスや商品が増える
- モナコインを投げ銭として送る文化が広がる
- モナコインを長期保有する人が増える
- モナコインの供給は、以下のような要素によって増えます。
- モナコインの価格が高騰し、利益確定する人が増える
- モナコインの価格が暴落し、損切りする人が増える
- モナコインに対する不安や不信感が高まる
- モナコインを使ったサービスや商品が減る
- モナコインの今後の見通しと予想
モナコインは、日本初の仮想通貨ということで、国内外での注目度が高いです。モナコインは、完全分散型の決済システムであり、独特な使われ方をしています。モナコインは、Segwitやアトミックスワップなどの最新技術を実装しており、高速で安全な取引ができます。モナコインは、2024年12月に半減期を迎えることで、供給量が減り、価格が上昇する可能性があります。モナコインは、海外の大手取引所に上場することで、流動性や知名度が向上する可能性があります。
以上のことから、モナコインは、今後も国内外での需要が高まる可能性があると考えられます。しかし、モナコインの価格は、仮想通貨市場全体の動向や、モナコインに関するニュースや噂などにも左右されます。仮想通貨は、非常に変動が激しいものであり、投資にはリスクが伴います。モナコインに投資する場合は、自己責任で行い、適切なリスク管理を行ってください。
日本でおすすめのモナコイン取引所
モナコインを購入するには、仮想通貨取引所を利用する必要があります。日本でおすすめのモナコイン取引所は以下の通りです。
DMM Bitcoin
DMM Bitcoinは、多岐にわたる暗号資産の取引が可能で、現物取引やレバレッジ取引を実施できます。口座開設はスマートフォンで迅速に完了し、最短1時間で取引をスタートできます。『スマホでスピード本人確認』を利用すれば、7:00から22:00までの時間帯に口座開設の申し込みをすることができます。
現物取引では最小発注数量や取引単位が0.1MONAから取引が可能であり、豊富な取扱通貨が用意されています。特筆すべきは全22銘柄でのレバレッジ取引が可能であり、その利便性は初心者にも親しまれています。
手数料に関しては、DMM Bitcoinでは様々な手数料が無料となっており、取引に関連する多くの費用が無料である点が魅力的です。また、取引アプリは使いやすく、初心者からデイトレーダーまで幅広いユーザーに定評があります。スマートフォン版の取引アプリでは、「STモード」「EXモード」といった2つの取引スタイルを選択できるため、利用者のニーズに合わせた取引が可能です。
さらに、DMM Bitcoinは365日サポートを提供しており、口座開設から取引方法まで、土日祝日を含めた日々のサポートが行われています。セキュリティ面においてもDMMグループが培った堅牢なセキュリティ体制や高機能な取引ツールが備わっており、安心して取引を行うことができます。
まとめ
モナコインは、日本初の仮想通貨であり、完全分散型の決済システムであるとともに、独特な使われ方をしています。モナコインは、最新技術を実装しており、高速で安全な取引ができます。モナコインは、2024年12月に半減期を迎えることや、海外の大手取引所に上場する可能性があることで、今後も価格が上昇する可能性があります。モナコインに投資する場合は、自己責任で行い、適切なリスク管理を行ってください。
